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2022.06.20

三宅淳詞、第5戦は振るわなかった予選結果が響き、18位でフィニッシュ — 前半戦は累計18ポイントを獲得、後半戦はより安定したパフォーマンスを目指す

・6月18日予選: 21番手(1分05秒736)

天候:晴れ、21℃  路面:ドライ、33℃

 

・6月19日決勝: 18位

天候:晴れ、30℃  路面:ドライ、43℃

 

6月19日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦、53周回で争われるSUGO大会決勝レースが行われ、予選がふるわずに最後尾からスタートしたTEAM GOHの三宅淳詞は18位でチェッカーを受けました。ルーキーながら今シーズン前半戦は累計18ポイントを獲得し、後半戦ではより安定したパフォーマンスを目指します。

◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント

「土曜日朝のFP1であまり良いポジションではなかったので、予選に向けてドライビングの仕方とセッティング、両方を見直してQ1に挑みましたが、あまり効果がなく、予選順位は後方に沈んでしまいました。決勝はロングランを見据えてセッティングを変更、とても乗りやすくなり、FP2でも良いパフォーマンスが出せました。ただ、SUGOはとても狭いコースで、前方の車のタービュランスの関係でダウンフォースが抜けてしまうことも多く、順位を上げられませんでした。やはり予選最下位だったことが今回の敗因です。」

 

「今シーズンの前半戦を振り返ると、オートポリスで表彰台にのることもでき、計5戦で18ポイント獲得できたのですが、やはり、鈴鹿や今回のSUGOなど、波があり過ぎました。次戦の富士は開幕大会に続き2回目となりますし、もちろん順位は大切なのですが、何よりももう少し安定した結果を出せるように、そしてもっと上位で戦えるように、後半戦さらに頑張っていきたいと思います。」

◆監督 山本雅史 のコメント

「三宅君のドライバビリティに合わせて持ってきた車の方向性はそんなにずれてはいなかったのですが、予選に向けてのコンディション変化にうまく追従できず、そういった意味で、三宅君にセットアップの件では苦労をかけました。決勝では前に車がいてエアロの問題などもありなかなか攻めきれずにいたと思いますが、三宅君自身はとてもドライバビリティの高いクルマに仕上がっていたと言ってくれていて、やはりレースは予選が肝で前にいないといけないな、という話をしました。」

「今日優秀したサッシャ選手も、タイヤ交換の後に三宅の後ろにいてずっと抜くことができなかった。それがここSUGOの難しさで、当たり前のことですが、レースは予選からリードしていかなければならないと。それが僕自身ルーキーの監督として改めて学んだ大会でした。」

 

「ドライバーの方向性、マシンに対してどこを求めているのか、チームとしてそこをしっかりと理解をした、前半戦でした。そして新たなトライをしているので、それを近いうちに結果として残せるように、後半戦は早々に巻き返しを図りたいと思います。表彰台にのぼり、また、ルーキードライバーではありますが、優勝も狙っていきたいと考えています。」

◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント

「今回は持ち込みのセットアップのポテンシャルがあまり高くなく、予選までに問題を解消して合わせきれませんでした。

53号車の予選が比較的に良かったので、そのデータを参考に、日曜日朝のFP2に対しては、エアロバランスとメカニカルのセットアップを見直し、初日の問題が大幅に改善できたので、決勝レースに対しては大きな変更をせずに臨みました。実際のレースでは前にずっと小林可夢偉選手がいて、クリーンエアで走れる時が少なかったのですが、前があいてクリーンな時のパフォーマンスは相当高く、ドライバーのフィーリングに関するフィードバックもかなり良いものが得られました。結果としてSUGO大会は、レースのセットについては良いものがみつかったものの、予選のショートランのパフォーマンスについて課題が残った大会でした。」

 

「前半戦、55号車三宅としては山あり谷ありでした。ルーキーとしては4戦目で表彰台獲得は三宅にとっても良い自信になったはずですが、後半戦、まだまだ表彰台にのぼり、そして、優勝もしなければならないと思っていますし、チームとして、前半戦の良かったところ、課題となったところをしっかりレビューして、後半戦に備えたいと思います。」

2022.06.20

佐藤蓮、第5戦SUGO大会は16位でフィニッシュ 2022年前半戦は合計5ポイント獲得—後半戦での表彰台獲得に意欲

・6月18日予選: 11番手(1分05秒535)

天候:晴れ、21℃  路面:ドライ、33℃

・6月19日決勝: 16位

天候:晴れ、30℃  路面:ドライ、43℃

 

6月19日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦決勝が行われ、TEAM GOH の53号車をドライブする佐藤連は10番グリッドからスタートし*1、16位で53周回のレースをフィニッシュ、今シーズンここまでの累計5ポイントで後半戦へと折り返すことになりました。

 

*1:予選結果は11番手ですが、他車の2グリッド降格ペナルティにより1グリッド繰り上がり

◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント

「SUGO大会では、予選1回目のアタックでセクター1,2と、非常に良いペースで走れたにもかかわらず、第3セクターでミスをしてしまい、悔しい結果となりました。決勝も、終盤プッシュし続けましたが、やり過ぎてスピンを喫し、16位で終わりました。」

 

「ここまでの前半戦を振り返ると、開幕戦富士大会の予選はとても良い走りができたのですが、その後ちょっと低迷していました。それが今回SUGO大会では予選でパフォーマンスが改善できており、1歩前進した実感がありました。またスタートに関しても、ラウンドを重ねるごとに良くなってきているので、次は開幕戦でフロントローをとれた富士ですから、予選でしっかり前にいき、スタートもきっちり決めて、まずは表彰台を狙っていきたいです。」

◆監督 山本雅史 のコメント

「前回のオートポリスで4戦が終わった時点で、蓮の車の走らせ方、車の特性含めて、彼のドライバビリティに合うクルマ作りでいこうと方針を明確にしました。結果的に方向性は間違っていなかったのですが、FP1の90分のセッションの中で細かく決めきれなかったことも多くあったと思います。それでもQ1を突破し、Q2ではセクター1、2でアグレッシブな走りで驚くべき速さをみせてくれ、最終的にその次のセクター3でコースオフしましたが、僕らに希望をみせてくれました。そして、この方向が間違っていないと、今回のSUGO大会で立証できたことが良かったことです。結果的にレースそのものはコンサパな方向にいってしまったことは、監督として反省しています。改めて、レースは攻めなければいけないなということを蓮から教えられた気がします。次の富士はきっちり攻め続けるレースをしたいと思います。」

 

「ドライバーの方向性、マシンに対してどこを求めているのか、チームとしてそこをしっかりと理解をした、前半戦でした。そして新たなトライをしているので、それを近いうちに結果として残せるように、後半戦は早々に巻き返しを図りたいと思います。表彰台にのぼり、また、ルーキードライバーではありますが、優勝も狙っていきたいと考えています。」

◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント

「今回はこれまでと違うコンセプトの車を持ち込み、予選までにいい感じで仕上がり、予選はけっこう戦うことができたと思います。Q2に進んでトップと同程度のタイムでセクター1、2を走るこができたのですが、セクター3でリズムを崩してミスがあり、結果は期待した番手に届きませんでした。今日のレースはドライバーがうまくスタートも決められたと思いますが、最初の10周回の中で2回セーフティカーがあり、その時にステイアウトするかボックス(ピットイン)するか検討し、もう1回セーフティカーが出る可能性が高いと思いボックスを選択したのですが、結果的にドライバーとしては自分のペースで走ることができない辛いレースになってしまいました。終盤ニュータイヤ組はかなりペースが速かったのですが、なんとかポイント獲得圏内でフィニッシュしたい気持ちが強く、ドライバーに頑張るようプッシュし過ぎてしまった結果スピンを喫してしまったと思うので、申し訳なかったです。また、今シーズン2回目の作戦の選択ミスということで、今後に課題を残しました。」

 

「次戦は今シーズン2回目の富士です。最初からポテンシャルの高いクルマを持ち込み、予選でできるだけ前にでることで、良いレースにしたいと考えています。」