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2022.06.20
三宅淳詞、第5戦は振るわなかった予選結果が響き、18位でフィニッシュ — 前半戦は累計18ポイントを獲得、後半戦はより安定したパフォーマンスを目指す・6月18日予選: 21番手(1分05秒736)
天候:晴れ、21℃ 路面:ドライ、33℃
・6月19日決勝: 18位
天候:晴れ、30℃ 路面:ドライ、43℃
6月19日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦、53周回で争われるSUGO大会決勝レースが行われ、予選がふるわずに最後尾からスタートしたTEAM GOHの三宅淳詞は18位でチェッカーを受けました。ルーキーながら今シーズン前半戦は累計18ポイントを獲得し、後半戦ではより安定したパフォーマンスを目指します。
◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント
「土曜日朝のFP1であまり良いポジションではなかったので、予選に向けてドライビングの仕方とセッティング、両方を見直してQ1に挑みましたが、あまり効果がなく、予選順位は後方に沈んでしまいました。決勝はロングランを見据えてセッティングを変更、とても乗りやすくなり、FP2でも良いパフォーマンスが出せました。ただ、SUGOはとても狭いコースで、前方の車のタービュランスの関係でダウンフォースが抜けてしまうことも多く、順位を上げられませんでした。やはり予選最下位だったことが今回の敗因です。」
「今シーズンの前半戦を振り返ると、オートポリスで表彰台にのることもでき、計5戦で18ポイント獲得できたのですが、やはり、鈴鹿や今回のSUGOなど、波があり過ぎました。次戦の富士は開幕大会に続き2回目となりますし、もちろん順位は大切なのですが、何よりももう少し安定した結果を出せるように、そしてもっと上位で戦えるように、後半戦さらに頑張っていきたいと思います。」
◆監督 山本雅史 のコメント
「三宅君のドライバビリティに合わせて持ってきた車の方向性はそんなにずれてはいなかったのですが、予選に向けてのコンディション変化にうまく追従できず、そういった意味で、三宅君にセットアップの件では苦労をかけました。決勝では前に車がいてエアロの問題などもありなかなか攻めきれずにいたと思いますが、三宅君自身はとてもドライバビリティの高いクルマに仕上がっていたと言ってくれていて、やはりレースは予選が肝で前にいないといけないな、という話をしました。」
「今日優秀したサッシャ選手も、タイヤ交換の後に三宅の後ろにいてずっと抜くことができなかった。それがここSUGOの難しさで、当たり前のことですが、レースは予選からリードしていかなければならないと。それが僕自身ルーキーの監督として改めて学んだ大会でした。」
「ドライバーの方向性、マシンに対してどこを求めているのか、チームとしてそこをしっかりと理解をした、前半戦でした。そして新たなトライをしているので、それを近いうちに結果として残せるように、後半戦は早々に巻き返しを図りたいと思います。表彰台にのぼり、また、ルーキードライバーではありますが、優勝も狙っていきたいと考えています。」
◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
「今回は持ち込みのセットアップのポテンシャルがあまり高くなく、予選までに問題を解消して合わせきれませんでした。
53号車の予選が比較的に良かったので、そのデータを参考に、日曜日朝のFP2に対しては、エアロバランスとメカニカルのセットアップを見直し、初日の問題が大幅に改善できたので、決勝レースに対しては大きな変更をせずに臨みました。実際のレースでは前にずっと小林可夢偉選手がいて、クリーンエアで走れる時が少なかったのですが、前があいてクリーンな時のパフォーマンスは相当高く、ドライバーのフィーリングに関するフィードバックもかなり良いものが得られました。結果としてSUGO大会は、レースのセットについては良いものがみつかったものの、予選のショートランのパフォーマンスについて課題が残った大会でした。」
「前半戦、55号車三宅としては山あり谷ありでした。ルーキーとしては4戦目で表彰台獲得は三宅にとっても良い自信になったはずですが、後半戦、まだまだ表彰台にのぼり、そして、優勝もしなければならないと思っていますし、チームとして、前半戦の良かったところ、課題となったところをしっかりレビューして、後半戦に備えたいと思います。」
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2022.06.20
佐藤蓮、第5戦SUGO大会は16位でフィニッシュ 2022年前半戦は合計5ポイント獲得—後半戦での表彰台獲得に意欲・6月18日予選: 11番手(1分05秒535)
天候:晴れ、21℃ 路面:ドライ、33℃
・6月19日決勝: 16位
天候:晴れ、30℃ 路面:ドライ、43℃
6月19日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦決勝が行われ、TEAM GOH の53号車をドライブする佐藤連は10番グリッドからスタートし*1、16位で53周回のレースをフィニッシュ、今シーズンここまでの累計5ポイントで後半戦へと折り返すことになりました。
*1:予選結果は11番手ですが、他車の2グリッド降格ペナルティにより1グリッド繰り上がり
◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「SUGO大会では、予選1回目のアタックでセクター1,2と、非常に良いペースで走れたにもかかわらず、第3セクターでミスをしてしまい、悔しい結果となりました。決勝も、終盤プッシュし続けましたが、やり過ぎてスピンを喫し、16位で終わりました。」
「ここまでの前半戦を振り返ると、開幕戦富士大会の予選はとても良い走りができたのですが、その後ちょっと低迷していました。それが今回SUGO大会では予選でパフォーマンスが改善できており、1歩前進した実感がありました。またスタートに関しても、ラウンドを重ねるごとに良くなってきているので、次は開幕戦でフロントローをとれた富士ですから、予選でしっかり前にいき、スタートもきっちり決めて、まずは表彰台を狙っていきたいです。」
◆監督 山本雅史 のコメント
「前回のオートポリスで4戦が終わった時点で、蓮の車の走らせ方、車の特性含めて、彼のドライバビリティに合うクルマ作りでいこうと方針を明確にしました。結果的に方向性は間違っていなかったのですが、FP1の90分のセッションの中で細かく決めきれなかったことも多くあったと思います。それでもQ1を突破し、Q2ではセクター1、2でアグレッシブな走りで驚くべき速さをみせてくれ、最終的にその次のセクター3でコースオフしましたが、僕らに希望をみせてくれました。そして、この方向が間違っていないと、今回のSUGO大会で立証できたことが良かったことです。結果的にレースそのものはコンサパな方向にいってしまったことは、監督として反省しています。改めて、レースは攻めなければいけないなということを蓮から教えられた気がします。次の富士はきっちり攻め続けるレースをしたいと思います。」
「ドライバーの方向性、マシンに対してどこを求めているのか、チームとしてそこをしっかりと理解をした、前半戦でした。そして新たなトライをしているので、それを近いうちに結果として残せるように、後半戦は早々に巻き返しを図りたいと思います。表彰台にのぼり、また、ルーキードライバーではありますが、優勝も狙っていきたいと考えています。」
◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「今回はこれまでと違うコンセプトの車を持ち込み、予選までにいい感じで仕上がり、予選はけっこう戦うことができたと思います。Q2に進んでトップと同程度のタイムでセクター1、2を走るこができたのですが、セクター3でリズムを崩してミスがあり、結果は期待した番手に届きませんでした。今日のレースはドライバーがうまくスタートも決められたと思いますが、最初の10周回の中で2回セーフティカーがあり、その時にステイアウトするかボックス(ピットイン)するか検討し、もう1回セーフティカーが出る可能性が高いと思いボックスを選択したのですが、結果的にドライバーとしては自分のペースで走ることができない辛いレースになってしまいました。終盤ニュータイヤ組はかなりペースが速かったのですが、なんとかポイント獲得圏内でフィニッシュしたい気持ちが強く、ドライバーに頑張るようプッシュし過ぎてしまった結果スピンを喫してしまったと思うので、申し訳なかったです。また、今シーズン2回目の作戦の選択ミスということで、今後に課題を残しました。」
「次戦は今シーズン2回目の富士です。最初からポテンシャルの高いクルマを持ち込み、予選でできるだけ前にでることで、良いレースにしたいと考えています。」
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2022.05.23
佐藤蓮、AP大会はギアボックスのトラブルで不完全燃焼・5月21日予選: 12番手(1分25秒429)
天候:晴れ、21℃ 路面:ドライ、33℃
・5月22日決勝: 17位
天候:晴れ、24℃ 路面:ドライ、44℃
5月22日(日)、大分県のオートポリスにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第4戦決勝レースが行われ、6列目からスタートしたTEAM GOHの53号車、佐藤蓮は、42周回のレースのフィニッシュを目前にギアボックスのトラブルに見舞われ、40周回でマシンから降りることになりました(規定の37周回以上のため完走扱い)。
◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「スタート自体は良かったのですが、3コーナーで他車との接触を避けようとアウトに逃げたらコースアウトしてしまい、結果、オープニングラップで18番手まで順位を落とすことになり、追い上げのレースになりました。最後、12番手で走行中にギアボックスのトラブルが発生してしまい、残念ながらチェッカーを受けることができませんでした。
ただ、42周回のレースの内40周回走れたので、データはたくさんとれましたし、セットアップの感度や、自分自身との合わせこみなども少しずつ進歩してきているので、次戦SUGOでは予選でしっかり前のポジションを獲得できるよう、チームと一緒に良いクルマを作っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。」
◆監督 山本雅史 のコメント
「53号車の佐藤蓮は最終的にギアボックスのトラブルで42周回を走り切ることができませんでしたが、レースペース自体は悪くなかったと思います。
オープニングラップの3コーナーでコースオフを喫して大きくポジションを落としてしまったことが今日のレースの敗因かと思いますが、その辺り、しっかり状況の確認とデータ分析をした上で、次のSUGOに向けて準備をしたいと思います。」
◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「スタートは、これまでの4戦の中で最も良いスタートができたと思います。オープニングラップの1コーナーと3コーナーで何がおこったのかは、これからリビューしないといけないのですが、結果的に大きくポジションを落として後方から戦うことになってしまいました。
また、2回目のSC後のリスタートで前の車のペースが上がらずに、我慢を強いられる周回が続いたのも不運でした。そして最後にギアボックスのトラブルが発生してしまいましたが、それについては、これから原因を究明します。
チームとしては55号車の三宅選手が3位表彰台ということで、とても喜んでいます。53号車も続いていけるよう次戦のSUGOに向けて準備します。」
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2022.05.23
三宅淳詞、第4戦は3位でチェッカー、初の表彰台獲得!・5月21日予選: 5番手(1分24秒964)
天候:晴れ、21℃ 路面:ドライ、33℃
・5月22日決勝: 3位
天候:晴れ、24℃ 路面:ドライ、44℃
5月22日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権ラウンド4、オートポリス大会決勝レースが行われ、TEAM GOHの55号車をドライブするルーキー、三宅淳詞は、みごとに自身シリーズ初の3位表彰台を獲得しました。また、TEAM GOHにとっても参戦4戦目にして初の表彰台獲得となりました。
これまでの4戦の中では最も前となる3列目5番グリッドからスタートした三宅は、スタートの混乱の中でポジションを2つ落としてしまいましたが、その後は快調なレースペースを守り周回を重ねていきました。
規定の10周回を終えて早々にピットインを敢行しタイヤ交換を終えてコースに戻ってきたライバルたちと比べて速いペースで走れていた三宅の55号車は、ステイアウトで引っ張る作戦に変更。最終的に32周回を終え、全21台中最後にピットインし、ニュータイヤでコースイン。
ピットストップのタイヤ交換タイムは8.3秒と決して速いとは言えないものでしたが、なんとか野尻智紀選手の前でコースに戻るとコールドタイヤでのアウトラップ勝負を制し、3位表彰台圏内のポジションにつけました。
ニュータイヤに履き替え、燃料も軽くなっている状態で、三宅は34周目でセクター3のベストタイム、35週目で1分28秒747のファステストラップ、さらに37周回目でセクター1でのベストタイムを叩き出し、42周回のレースを3位でフィニッシュしました。
◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント
「3列目5番手スタートということでチャンスがあると思っていました。
スタートではうまく場所をとれずに順位を落としてしまう場面もありましたが、10周過ぎたあたりから、周りのマシンより速いペースで走れていることがわかり、作戦変更してロングスティントでいこうとなりました。
ペースは良かったのですが、やはりタイヤは厳しくて、辛いと思う部分も多かったです。それでも、岡島エンジニアや、ドライビングアドバイザーの伊沢さんが毎周、毎周、適格なアドバイスをしてくださり、落ち着いてタイヤマネジメントもでき、3位を獲得できたのだと思います。
チームの皆さんのお陰、というか、まさにチームが一丸となって手に入れた3位表彰台でした。
次のSUGOについても、このオートポリスと同様にSFマシンで走ったことのないサーキットなので、第3戦鈴鹿の時のようにならないように、序盤からしっかり良い流れを作れるよう事前の準備をしていきたいと思います。応援ありがとうございました。」
◆監督 山本雅史 のコメント
「三宅君が5番手スタートからみごとに3位表彰台を獲得してくれました。チーム一丸となって取り組んだ結果で、まずは表彰台にのぼれたことを喜びたいと思います。
三宅自身、朝のFP2とウォームアップから上手くセットアップをもってきて、今日はレースラップが本当に良かったので、作戦も立てやすかったです。チームとドライバー、皆に感謝したいと思います。」
◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
「朝のFP2はあまり調子が良くなく、三宅のドライビングも思う存分できないようなセットになってしまっていたのですが、幸い短い時間でしたけど赤旗の時に良いものがみつかったので、そのデータを分析したものを決勝に向けてアジャストしました。
ウォームアップの走り出しでは若干不安もあったのですが、フィーリングは良く、伊沢ドライビングアドバイザーからの助言もあり、ドライビングで乗り切れるような方向で、最後のセット変更はせずに決勝にのぞみました。
ペース自体はタイヤの内圧が上がるまで厳しかったのですが、一度内圧が上がってからのペースはとても良く、10周回を終えて最初にピットインしたところよりも速いペースで走れていたので、ピットインは引っ張る戦略でいきました。
また、野尻選手とタイム上のバトルがありましたが、表彰台獲得のためにしっかりギャップを築いてからのピットストップにしました。
終盤、ピットイン後ニュータイヤで行き、燃料も消費していて軽くなっていたこともありますが、ファステストも出せましたし、TEAM GOHとして初の表彰台獲得で、とても良い週末を過ごせました。次のSUGOに向けてもしっかり準備をしてのぞみたいと思います。」
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2022.05.21
三宅淳詞、第4戦オートポリス大会決勝のグリッドは3列目を確保5月21日(土)、
ドライバー 三宅淳詞のコメント
前回の鈴鹿大会が走り出しから上手いことリズムを作れず後方に沈
明日は5番手、3列目からのスタートですが、
また、オートポリスでのSFレースは、先輩方にきいても、
監督 山本雅史 のコメント
今日の予選は朝のFPとは天候も路面コンディションもがらっとか
三宅くんはQ1をAグループ5番手で突破し、
今回は、第3戦鈴鹿の反省点を押さえた上で、
これからタイヤのマネジメントを含めたセットアップについてドラ
エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
まず朝のFPですが、
予選に向けては、ベースセットがわりと良かったので、
セクター3は全体でのベストタイムが出ており、
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2022.05.21
佐藤蓮、第4戦オートポリス大会決勝は6列目からスタートー予選はP125月21日(土)、
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
朝のFPでは18番手と、
Q2についてもさらに変更を施したのですが、
決勝は長いレースになりますので、
オートポリスはかなりリア摩耗が大きなコースだと思いますので、
監督 山本雅史 のコメント
今日の第4戦オートポリス予選日、朝から陽がさしたり曇ったり、
チャンレジはしないよりはした方がいいって意味合いも含めて、
53号車、55号車ともに行ったことでしたが、
それでも、今回で4戦目、アグレッシブさもみえてきて、
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
FPは、これまでのテストやラウンド3までのデータから、
また、
さらに、
チームメイトの55号車は良い結果を出したので、
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2022.04.26
三宅淳詞、第3戦はマシントラブルにより完走ならず。3戦連続でのポイント獲得を逃し、次戦オートポリスに意欲4月23日(土)/24日(日)、鈴鹿サーキットで2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権ラウンド3が開催され、決勝21番手からスタートしたTEAM GOHの55号車を走らせる三宅淳詞は、終盤ミッショントラブルが出てしまい、残念ながら6周回を残して完走できず、3戦連続でのポイント獲得はかないませんでした。
◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント
「今回はFP1からセットアップに苦労しまして、予選のアタックでうまくまとめることができず、決勝は最後尾からのスタートでした。それでも安定したペースで走ることができ、徐々にポジションも上がっていったのですが、残念ながらマシントラブルで完走できませんでした」
「第3戦鈴鹿大会を通じて、いかに走り出しが大切かということを学びまして、次戦オートポリスについては、サーキットに入る前からの準備にもより力を入れてのぞみたいと思います」
◆監督 山本雅史 のコメント
「三宅くんの55号車についても、持ち込みのセットアップが合わずにドライバーに苦労かけました。土曜日の午前中のFPは気温や路面温度など大変難しいコンディションで、暑いなら暑いで良いのですが、非常に微妙なところでした」
「レースに『たら・れば』はないのですが、持ち込みのセットアップでうまくいかないとなった時、早い段階でがらっと方向性をかえてしまった方がよかったのだと思います」
「決勝では最後尾からのスタートで、それでも安定した走りをみせてくれていましたが、終盤でミッショントラブルが出てしまい、残念ながらリタイヤとなりました。ドライバーには申し訳ないことをしました」
「次のオートポリスで同じ症状が出ないようしっかり原因究明をし、次戦にのぞみたいと思います」
◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
「今回、土曜日のFP1から予選に向けてセットアップ変更するにあたりミスがありました。そこを見直して、日曜日の決勝に向けてロングとウェットのセットアップについてシミュレーションしたりして、53号車とは違ったアプローチで変更を施しました」
「日曜日、午前中のFP2では、セクター1でアンダーステアが強く出てしまい、空力特性など、狙ったところと近いところまではきていたのですが、改善しきれないまま決勝を迎えることになりました。最初はそこそこのペースで走れていたのですが、雨量が少なくなり、周りがトライアップしてペースをあげていく中で、やはりセクター1でのアンダーは解消できず、周囲と同じようにペースをあげていくことができませんでした」
「終盤に出てしまったミッショントラブルは、メカニカルではなくソフトの問題かなと思いますが、まだ原因は確定できておらず、これからデータ分析をして究明します」
「次戦に向けては53号車の良かった部分なども参考に、さらにデータを分析してのぞみたいと思います」
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2022.04.26
佐藤蓮、Rd.3 鈴鹿大会は10位フィニッシュ、1ポイント獲得4月24日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のラウンド3鈴鹿大会決勝が行われ、15番グリッドからスタートしたTEAM GOHの53号車、佐藤蓮は、31周回のレースを10位でフィニッシュ、ラウンド1に続き1ポイントを獲得しました。
◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「前回の富士開幕戦は、うまくいき過ぎていたんだ思いました。今回、土曜日のFP1でフィーリング良く走ることができなかったのですが、そこからいかにリカバーしていくのか、そこがいかに大切か、反省もあり、とても勉強になった大会でした」
「予選はFP1からはセットアップの方向性をかえてQ1にのぞみましたが、1回のアタックでしっかりまとめきることができなかったのでQ2に進めず、決勝は15番手からのスタートとなりました」
「決勝レースは後半で雨量が減ると思っていたので、前半、ウォータースプレーで前が全然見えずに正直怖かったのですが、タイヤマネジメント、特にフロントを意識して大切に走り、後半は1台ずつ抜いていき、終盤チャンスを見逃さずに10番手に上がることができました。戦略としても良かったのかなと思っています」
「次のオートポリスはSFマシンで初めて走るサーキットなので、事前の準備をチームとしっかり進めてのぞみたいと思います」
◆監督 山本雅史 のコメント
「今回は、微妙なコンディションにセットアップが合わず、改めてこの時期の鈴鹿の難しさを感じました。決勝は、佐藤蓮、本人の納得のいくレースをして欲しかったので、ウォームアップの8分間で蓮が感じたことを、僕とエンジニアと3人で相談した上で、最後にグリッドで1ポイント、エアロについてアジャストを入れました。それが本人としてはとても良かったみたいです。このコンディションの中で、よく頑張って1ポイント獲ってくれました。次につながるポイントだと思います」
◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「今回用意していたアイテムがコンディションに合わなかったため、FPから予選に向けて方向性をかえることになりました。フロント、リアの車高を変更するなど、よりダウンフォースを得られるように検討したりしました。ただ、セットアップの方向性を変更後にFPなしで予選からいきなり走るというのは難しく、クルマは良い方向にいったのですが、予選の一発でしっかりきめるというの厳しく、Q1で敗退となりました」
「決勝日の朝のFP2ではマシントラブルがあり、あまり走れなかったのですが、ウォームアップで得られたものを最後にアジャストしてドライバーを送り出しました。蓮はポテンシャルの高いドライバーなので、ウェットの難しいコンディションの中で、マシンをうまく走らせてくれて、ポジションも上がり、ポイントを獲得できました。次戦に向けては、さらにデータを分析して、準備を進めます」
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2022.04.11
三宅淳詞、富士大会第2戦は5位入賞。開幕2連戦ポイント獲得4月10日(日)、富士スピードウェイで2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のダブルヘッダー開催となる開幕大会第2戦目が行われ、TEAM GOHの55号車をドライブするルーキードライバー、三宅淳詞は5位でフィニッシュ、SFデビューレースから2戦連続で入賞を果たし、ポイントを獲得しました。
前日のラウンド1でセットアップに悩みがあった55号車は、前日速さのあった53号車のセットアップを参考に車両を修正。それがぴったりはまり、三宅はトップタイムでQ1突破となりました。しかしながら、あいにくQ2ではうまくアタックを調整することができずに、決勝は9番手スタートとなりました。
決勝レースで三宅はスタートをしっかり決めてみせ、その後もペース良い走りで危なげないレースを展開。最終的に5位でチェッカーを受け、開幕2戦連続でポイント獲得の週末となりました。
◆55号車ドライバー 三宅淳詞のコメント
「Q1はトップタイムで通過できましたが、Q2では僕のスイッチ操作のミスでうまく合わせることができずに、9番手で終わってしまいました。それでも決勝では、スタートも上手く決められて、ペースも良く、5位まで追い上げることができ、表彰台には届きませんでしたが、良いレースができたと思います」
「次戦の鈴鹿はコース特性も雰囲気もかわりますし、そうそう簡単にはいかないと思いますが、精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします」
◆チーム監督 山本雅史のコメント
「今日の三宅君ですが、予選は素晴らしい走りでQ1はトップタイム。Q2はタイヤを上手く使いきることができずに9番手という結果でした。レースはスタートがとてもうまくいって、その後のペースも良く、途中昨日優勝した平川選手をオーバーテイクする場面もあり、ピットにいる私たちを大いに興奮させてくれました。ただ、そこはさすが平川選手で、そうそう簡単にはいかず、また平川選手に抜き返されることになりました。全体ではセオリーどおりの良い戦略を実行し、うまく運んだ感じです。最後、ペースは良い感じだったので4位の山下選手を抜けるかなという思いもありましたが、少し厳しく、5位という結果になりました」
「53号車の佐藤君と、三宅君、ふたりともルーキーらしからぬ落ち着いた走りをみせてくれているので、今年1年が楽しみです。ふたりの応援、よろしくお願いいたします」
◆55号車エンジニア 岡島慎太郎のコメント
「本日の予選は、昨日ラウンド1の予選で53号車が速かったので、そのセットアップを参考にして、エアロバランスとメカニカルバランスを調整してのぞんだところ、見事にトップでQ1を通過できました。Q2では、車両側にトラブルが出てしまったのですが、アタックに向けてうまくまとめられず、9番手にとどまる結果でした。それでもセットアップを含め、車両のパフォーマンスは上がっており、前日のラウンド1より進化したと思います」
「レースは、ラウンド1のセットアップから微調整してのぞみましたが、三宅選手のスタートもきまって、P9からP7にジャンプアップでき、平川選手の後ろを走ることになりました。良いペースで走れており、当初ピットインはミニマム戦略でいこうと思っていましたが、53号車のポジションやタイミングもあり、途中でひっぱる方向に変更し、レース中盤でのピットインになりました。ピットアウト後もうまい感じで入れて、ペース良く走ることができ、5位でフィニッシュできました。ドライバーもチームも多くを学び、1歩前進できた週末でした。次の鈴鹿に向けてはさらに上を目指し、表彰台を狙っていきたいと思っています」