NEWS & RACES

Archive

2022.05.23

佐藤蓮、AP大会はギアボックスのトラブルで不完全燃焼

・5月21日予選: 12番手(1分25秒429)

天候:晴れ、21℃  路面:ドライ、33℃

・5月22日決勝: 17位

天候:晴れ、24℃  路面:ドライ、44℃

 

5月22日(日)、大分県のオートポリスにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第4戦決勝レースが行われ、6列目からスタートしたTEAM GOHの53号車、佐藤蓮は、42周回のレースのフィニッシュを目前にギアボックスのトラブルに見舞われ、40周回でマシンから降りることになりました(規定の37周回以上のため完走扱い)。

◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント

「スタート自体は良かったのですが、3コーナーで他車との接触を避けようとアウトに逃げたらコースアウトしてしまい、結果、オープニングラップで18番手まで順位を落とすことになり、追い上げのレースになりました。最後、12番手で走行中にギアボックスのトラブルが発生してしまい、残念ながらチェッカーを受けることができませんでした。

 

ただ、42周回のレースの内40周回走れたので、データはたくさんとれましたし、セットアップの感度や、自分自身との合わせこみなども少しずつ進歩してきているので、次戦SUGOでは予選でしっかり前のポジションを獲得できるよう、チームと一緒に良いクルマを作っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。」

◆監督 山本雅史 のコメント

「53号車の佐藤蓮は最終的にギアボックスのトラブルで42周回を走り切ることができませんでしたが、レースペース自体は悪くなかったと思います。

 

オープニングラップの3コーナーでコースオフを喫して大きくポジションを落としてしまったことが今日のレースの敗因かと思いますが、その辺り、しっかり状況の確認とデータ分析をした上で、次のSUGOに向けて準備をしたいと思います。」

◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント

「スタートは、これまでの4戦の中で最も良いスタートができたと思います。オープニングラップの1コーナーと3コーナーで何がおこったのかは、これからリビューしないといけないのですが、結果的に大きくポジションを落として後方から戦うことになってしまいました。

 

また、2回目のSC後のリスタートで前の車のペースが上がらずに、我慢を強いられる周回が続いたのも不運でした。そして最後にギアボックスのトラブルが発生してしまいましたが、それについては、これから原因を究明します。

チームとしては55号車の三宅選手が3位表彰台ということで、とても喜んでいます。53号車も続いていけるよう次戦のSUGOに向けて準備します。」

2022.05.23

三宅淳詞、第4戦は3位でチェッカー、初の表彰台獲得!

・5月21日予選: 5番手(1分24秒964)

天候:晴れ、21℃  路面:ドライ、33℃

・5月22日決勝: 3位

天候:晴れ、24℃  路面:ドライ、44℃

5月22日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権ラウンド4、オートポリス大会決勝レースが行われ、TEAM GOHの55号車をドライブするルーキー、三宅淳詞は、みごとに自身シリーズ初の3位表彰台を獲得しました。また、TEAM GOHにとっても参戦4戦目にして初の表彰台獲得となりました。

 

これまでの4戦の中では最も前となる3列目5番グリッドからスタートした三宅は、スタートの混乱の中でポジションを2つ落としてしまいましたが、その後は快調なレースペースを守り周回を重ねていきました。

 

規定の10周回を終えて早々にピットインを敢行しタイヤ交換を終えてコースに戻ってきたライバルたちと比べて速いペースで走れていた三宅の55号車は、ステイアウトで引っ張る作戦に変更。最終的に32周回を終え、全21台中最後にピットインし、ニュータイヤでコースイン。

ピットストップのタイヤ交換タイムは8.3秒と決して速いとは言えないものでしたが、なんとか野尻智紀選手の前でコースに戻るとコールドタイヤでのアウトラップ勝負を制し、3位表彰台圏内のポジションにつけました。

 

ニュータイヤに履き替え、燃料も軽くなっている状態で、三宅は34周目でセクター3のベストタイム、35週目で1分28秒747のファステストラップ、さらに37周回目でセクター1でのベストタイムを叩き出し、42周回のレースを3位でフィニッシュしました。

◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント

「3列目5番手スタートということでチャンスがあると思っていました。

 スタートではうまく場所をとれずに順位を落としてしまう場面もありましたが、10周過ぎたあたりから、周りのマシンより速いペースで走れていることがわかり、作戦変更してロングスティントでいこうとなりました。

 

 ペースは良かったのですが、やはりタイヤは厳しくて、辛いと思う部分も多かったです。それでも、岡島エンジニアや、ドライビングアドバイザーの伊沢さんが毎周、毎周、適格なアドバイスをしてくださり、落ち着いてタイヤマネジメントもでき、3位を獲得できたのだと思います。

 

 チームの皆さんのお陰、というか、まさにチームが一丸となって手に入れた3位表彰台でした。

次のSUGOについても、このオートポリスと同様にSFマシンで走ったことのないサーキットなので、第3戦鈴鹿の時のようにならないように、序盤からしっかり良い流れを作れるよう事前の準備をしていきたいと思います。応援ありがとうございました。」

◆監督 山本雅史 のコメント

「三宅君が5番手スタートからみごとに3位表彰台を獲得してくれました。チーム一丸となって取り組んだ結果で、まずは表彰台にのぼれたことを喜びたいと思います。

 

三宅自身、朝のFP2とウォームアップから上手くセットアップをもってきて、今日はレースラップが本当に良かったので、作戦も立てやすかったです。チームとドライバー、皆に感謝したいと思います。」

◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント

「朝のFP2はあまり調子が良くなく、三宅のドライビングも思う存分できないようなセットになってしまっていたのですが、幸い短い時間でしたけど赤旗の時に良いものがみつかったので、そのデータを分析したものを決勝に向けてアジャストしました。

 

ウォームアップの走り出しでは若干不安もあったのですが、フィーリングは良く、伊沢ドライビングアドバイザーからの助言もあり、ドライビングで乗り切れるような方向で、最後のセット変更はせずに決勝にのぞみました。

 

ペース自体はタイヤの内圧が上がるまで厳しかったのですが、一度内圧が上がってからのペースはとても良く、10周回を終えて最初にピットインしたところよりも速いペースで走れていたので、ピットインは引っ張る戦略でいきました。

 

また、野尻選手とタイム上のバトルがありましたが、表彰台獲得のためにしっかりギャップを築いてからのピットストップにしました。

 

終盤、ピットイン後ニュータイヤで行き、燃料も消費していて軽くなっていたこともありますが、ファステストも出せましたし、TEAM GOHとして初の表彰台獲得で、とても良い週末を過ごせました。次のSUGOに向けてもしっかり準備をしてのぞみたいと思います。」

 

2022.05.21

三宅淳詞、第4戦オートポリス大会決勝のグリッドは3列目を確保

5月21日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のラウンド4 オートポリス大会予選が行われ、TEAM GOH の55号車を走らせる三宅淳詞は1分25秒195、Aグループの5番手でQ1を突破。Q2ではマシンのセッティングにさらに変更を施し1分24秒964をマーク、22日(日)決勝の5番グリッドを確保しました。

ドライバー  三宅淳詞のコメント

前回の鈴鹿大会が走り出しから上手いことリズムを作れず後方に沈んでしまったこともあり、今回、オートポリスに向けてはエンジニアの皆さんとしっかり打合せをしてきました。オートポリスは自分にとってSFマシンで初めて走るサーキットなのですが、FPの走り出しからフィーリングが良く、違和感なく走れ、今回の予選5番手につながったのかと思います。

明日は5番手、3列目からのスタートですが、トップグループとの差はコンマ3~4秒と大きな差がありますので、これから明日に向けてしっかりミーティングをしたいと思います。

また、オートポリスでのSFレースは、先輩方にきいても、過去の動画を観ても、けっこうタイヤが厳しく、荒れるレースという印象がありますので、伊沢ドライビングアドバイザーからの乗り方やセッティングに関するアドバイスもしっかり取り入れ、できる限りの準備をしてのぞみますの。応援よろしくお願いします。

監督 山本雅史 のコメント

今日の予選は朝のFPとは天候も路面コンディションもがらっとかわり、なかなか難しかったと思います。

三宅くんはQ1をAグループ5番手で突破し、Q2で24秒台を出して予選5番手となりました。チャンレジという意味も含めて、Q1からQ2に向けてさらにセットアップに変更を施したわけですが、それが三宅くんの考える方向性に上手い具合にはまって、手にした結果だと思います。

今回は、第3戦鈴鹿の反省点を押さえた上で、ドライバーとエンジニアで事前の準備を進めていましたが、今季も第4ラウンドとなり、チームでのコミュニケーションがより上手く運ぶようになってきました。それが結果にも出てきていると思います。

これからタイヤのマネジメントを含めたセットアップについてドライバーとエンジニアとミーティングをして、明日の決勝準備を進めます。

エンジニア 岡島慎太郎 のコメント

まず朝のFPですが、持ち込みのセットは前回の鈴鹿に比べるとかなりフィーリングも良かったのですが、最初はドライビングの習熟があったので微調整程度で進めました。タイヤをかえたタイミングでもパフォーマンスもよく、手応えはまずまずでした。

予選に向けては、ベースセットがわりと良かったので、さらに第3戦までで良かったと思われるアイテムを投入して、無事Q1突破しました。問題だったところも一部は改善でき、一部は残ってしまいましたが、さらにQ2に向けて特にブレーキングについて改善をはかったのですが、まだトップと比較すると大きな差があるので、そこは改善しきれなかったのかなと思います。

セクター3は全体でのベストタイムが出ており、かなりパフォーマンスが高く、明日はこのセクター3の速さを上手くいかしながらポジションを上げて表彰台に乗れるように頑張りたいと思います。

2022.05.21

佐藤蓮、第4戦オートポリス大会決勝は6列目からスタートー予選はP12

5月21日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のラウンド4 オートポリス大会予選が行われ、TEAM GOH 53号車をドライブする佐藤蓮は1分25秒195、Bグループの6番手でQ1を通過。インターバル10分の間にマシンのセッティングをアジャストして挑んだ7分間のQ2では1分25秒429を記録し12番手となり、22日の決勝は6列目からのスタートとなりました。

ドライバー 佐藤蓮 のコメント

朝のFPでは18番手と、少し調子が悪いところがあったのですが、予選に向けてチームと相談し、大幅にセット変更したことでかなり改善でき、なんとかQ1は突破できました。

Q2についてもさらに変更を施したのですが、自分が考えていたところと方向性がずれてしまったこともあり、上手くタイムを伸ばすことができず課題が残りましたが、経験値を増やすことができました。

決勝は長いレースになりますので、鈴鹿大会と同様にしぶとく追い上げて、きっちりポイントを獲得すべく、チーム一丸となって頑張ります。

オートポリスはかなりリア摩耗が大きなコースだと思いますので、そこをしっかり守っていければチャンスが見えてくるのかなと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。

監督 山本雅史 のコメント

今日の第4戦オートポリス予選日、朝から陽がさしたり曇ったり、なかなか難しい天候でした。TEAM GOHのルーキー、佐藤蓮くん、朝のFPからしっくりこない部分もあったのですが、なんとかQ1を突破してくれました。

チャンレジはしないよりはした方がいいって意味合いも含めて、Q1からQ2に向けてセットアップ変更というチャレンジをしました。

53号車、55号車ともに行ったことでしたが、そのチャレンジが上手い具合にはまった三宅くんに対し、残念ながら蓮くんは若干マイナス方向に出てしまい、その結果、12番手に沈んでしまいました。

それでも、今回で4戦目、アグレッシブさもみえてきて、エンジニアとのコミュニケーションについてもどんどん上手く、スムーズにいくようになってきて、Q1からQ2にどういう風にセットアップしていくかということが学べた、いい予選だったと思います。

エンジニア ライアン・ディングル のコメント

FPは、これまでのテストやラウンド3までのデータから、オートポリスに向くと思われるベースセットで始めましたが、ターゲットに合わせながら最初の2ランくらいやり、そこからパフォーマンスに合わせてバランスを調整しました。

また、予選の準備としてはニュータイヤを履いて確認をしたのですが、セッション中、1つ大きな問題があることに気が付き、FP終了後に修正しました。

さらに、佐藤選手のドライビングに合わせてQ1に向けたセットアップに時間を費やしました。実際にQ1では思っていたとおりに車が動き、FPからフィーリングもタイムも改善できて良かったです。そこからQ2に向けてさらにアジャストしたのですが、あまり上手くいかずに12番手で終わりました。

チームメイトの55号車は良い結果を出したので、悔しい気持ちもあります。明日は12番グリッドからスタートしてどういうレース展開にするか作戦を練って、また、ロングのセットは今日学んだことを投入してのぞみます。