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2022.07.18

三宅淳詞、第6戦はスタート直後にマシン損傷でリタイア

2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦

富士スピードウェイ(4.563km)

 

・7月16日 予選: 12番手(1分38秒435)

天候:雨、22℃  路面:ウェット、24℃

・7月17日 決勝: DNF 

天候:晴れ、27℃  路面:ドライ、37℃

7月17日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦、今シーズン2回目となる富士大会の決勝が行われ、12番グリッドからスタートしたTEAM GOHの55号車、三宅淳詞は、スタート直後の複数台接触の混乱の中でフロントウイング、フロントアーム、およびアンダーパネルを損傷し、リタイアを余儀なくされました。

◆ドライバー 三宅淳詞 のコメント

「土曜日の予選では、朝のFPでクルマのパフォーマンスは調子が良さそうなこともわかっていたのですが、黄旗、赤旗などの影響もあり、タイミング良くアタックすることができず、不完全燃焼で終わってしまいました。ただ、決勝に向けて、マシンのフィーリングは良くポジティブでした。日曜日朝のFPでもそこは確認できていたのでチャンスはありそうだと思っていたのですが、スタート直後、1コーナーで僕自身が原因となる接触をしてしまい、それに起因した混乱の中でリタイアすることになってしまいました」

 

「次のもてぎはオーバーテイクが難しいコースだと思いますし、前のグリッドからスタートできるようにしないといけないと考えていますので、しっかり準備したいと思います」

 

◆監督 山本雅史 のコメント

「思うようにアタックできない予選結果で三宅君は決勝12番手のスタートでしたが、スタート直後の多重接触の中でフロントウイング、フロントアーム、アンダーパネルを損傷して、そのままリタイアとなってしまいました。ただ、良い方向にはきているので、次戦のもてぎでしっかり戦って、良い結果を出したいと思います」

 

◆エンジニア 岡島慎太郎 のコメント

「今回の富士は走り出しのFP1がウェットだったので、第3戦鈴鹿の時のデータと、ドライでパフォーマンスが高かった開幕富士大会の時のデータを参考にウェットセットを考えました。パフォーマンスはまずまず高く、ウェットだった鈴鹿戦の時よりもベースセットの底上げができ、ウェットとしては良い発見がありました。ただ、予選に関してはタイミングの問題もあり、正直、満足なタイムは出せなかったのですが、あのポジション(12番手)で終わるパフォーマンスではなかったと思っています」

 

「日曜日朝のFP2では、開幕大会での良かったベースに追加のアイテムを投入し、バランスも良く、決勝に向けてポジティブだったので、スタート直後のリタイアは残念でした。次のもてぎは2レース制ですし、切り替えてしっかり集中し、今季後半戦の流れを挽回したいと思っています」

2022.07.18

佐藤蓮、第6戦は6位でフィニッシュ、5ポイント獲得

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦

富士スピードウェイ(4.653km)

・7月16日予選: 16番手(1分39秒860)

天候:雨、22℃  路面:ウェット、24℃

・7月17日決勝: 6位

天候:晴れ、27℃  路面:ドライ、37℃

7月17日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦決勝が行われ、16番グリッドからスタートしたTEAM GOH の53号車をドライブする佐藤連は6位でフィニッシュし、第3戦鈴鹿大会以来のポイント獲得となりました。第6戦終了時点で、佐藤蓮は今シーズン通算10ポイントを獲得しています。

 

◆ドライバー 佐藤蓮 のコメント

「16番手スタートでしたが6番手まで挽回してレースを終えることができました。SCが入るタイミングなど展開に恵まれたということもありますが、レースペースに強いものがあったと思います」

 

「序盤に自分のミスでフラットスポットを作ってしまい苦戦した部分もありましたが、そういうミスをしないよう1つずつ改善していくことで、もっと上の順位がみえてくると思いますので、次のもてぎでは表彰台を狙えるよう、自分自身の改善点をみつめなおすとともに、チームと一丸となって準備をしたいと思います」

 

◆監督 山本雅史 のコメント

「雨の予選は厳しいものがあり決勝は16番手スタートでしたが、佐藤蓮君はSCもうまく利用して追い上げてくれました。スタート直後にフラットスポットを作ってしまい、その後バランスが悪くなって順位を落としてしまったのですが、ドライバーとしてできることをしっかりやってもらい、ピットストップを遅らせ、その作戦もうまく運びました」

 

「最終的には5位を狙って仕掛けていたのですが、並ぶところまではいったものの、惜しいところでファイナルラップとなってしまいました。それでも、ポイントも獲得できましたし、16番手から6位へのジャンプアップで悪くありません。まぁまぁ良いレースができたのかなと思っています」

◆エンジニア ライアン・ディングル のコメント

「雨に翻弄された予選では、タイミング良くしっかりアタックができないまま16番手に沈んでしまったのですが、日曜日のFP2では、富士での開幕2戦でパフォーマンスが高かったものに近いベースに、1つ2つ、新しいアイテムを入れて走り、概ねフィーリングもパフォーマンスも悪くないことを確認できました」

「決勝は、16番手からのスタートだとストレートが速くないと勝負にならないので、FP2よりダウンフォースレベルをけずりました。序盤のフラットスポットによるロスが大きく残念でしたが、復活してからはペースも良く、順位を上げることができました」

「6位自体は目標としているレベルではありませんが、16番手スタートからのジャンプアップと考えれば、悪くないと思います。今週末にトライしたアイテムに、さらにアグレッシブな戦略をたて、次のもてぎ大会はFP1から高いパフォーマンスで、表彰台を狙っていきたいと思います」