INFORMATION
2022.11.01
2022.10.30
2022.10.30
RACE 2022
2022年の TEAM GOH は、佐藤蓮と三宅淳詞、2名の若手ドライバーを起用し、53号車と55号車の2台体制で全日本スーパーフォーミュラ選手権にエントリー。
今シーズンのSFは全7大会10レースとなっており、初の試みとして3大会は2レース制が採用されました。53号車は、Red Bull Racing とホンダのドライバー育成プログラムとして走らせます。
TEAM GOH
1996年に発足した TEAM GOH。2022年は大きなマイルストーンとなりました。
チーム代表に新たに池田和広が就任し、TEAM GOH としてはフォーミュラレースに初参戦、第2章の幕開けです。
HISTORY
「チームゴウ」は、日本で初めて開催されたF1グランプリ「F1世界選手権イン・ジャパン」をはじめ、国際レース運営に携わり、自身もレース経験をもつ郷和道が、「世界で戦い、勝利する」をスローガンに1996年に発足させました。
NEWS & RACES
三宅淳詞、守りのレースに苦しみながらも8位入賞
最終戦は3ポイント獲得し、合計21ポイントでルーキーシーズンを終了
10月30日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦、第10戦が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、TEAM GOHの55号車を駆る三宅淳詞は、8位入賞でルーキーイヤーである今シーズンを終えました。
チームメイトである佐藤蓮と競っていたルーキー・オブ・ザ・イヤーは、第9戦終了時点で7ポイントを佐藤に先行されていたところ、本日3ポイントを獲得し4ポイント差まで縮めましたが、受賞には届きませんでした。
ドライバー 三宅淳詞 のコメント
「昨日はほんの少しの差でQ1突破ができなかったので、今日の最終戦ではQ2進出を果たして前方からスタートする為に、昨晩チームの皆さんとドライビングをはじめ全てを見直した結果、今日はQ1突破することができ、それほど前ではないのですが、昨日よりは良い8番手からのスタートとなりました。スタートはここ数戦調子が悪かったのですが、原因について思い当たることもあり、昨晩はメカニックの皆さんに夜遅くまでデータやクラッチなど、全て見直し・確認をしていただき、今日は悪くないスタートでいけたのですが、難しいのは、昨日良かったロングが、今日は全然うまく走れない、という部分があり、追い上げていく予定だったのですが、結局守るレースになってしまいました。終盤は牧野選手に追われる展開でしたが、チームからの無線での情報や、OTSを駆使することで、上手くディフェンスすることができました。そういったところは、今シーズンを通して、成長できた部分かなと思います。
今季参戦にあたりお世話になった関係者の皆様、そして応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました」
監督 山本雅史 のコメント
「昨日のレースは良かったのですが、課題となっていた予選についてダイナミックにセットアップを変更しました。それが良い方向にいって、Q1突破、予選は8番手となりました。
決勝レースについても昨日のものからちょっとセットアップをいじったのですが、それが上手い方向にはいかず、フロントのアンダー傾向が強く、ドライバビリティが低いセッティングなったしまったことで、ドライバーにはかわいそうなことをしました。それでも、途中アップダウンはあったものの、なんとか堪えて8位でフィニッシュ、ポイントをとってくれたので良かったと思います。色々課題もありますので、来年に向けて、さらに良いチーム作りをしたいと思います」「
エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
「予選はQ1突破できるクルマに仕上げるというのが命題でしたが、ドライバーもドライビングを頑張ってくれて、今日はQ2進出がかない、決勝はポイント圏内の8番手からスタートとなりました。予選は昨日のラウンド9から改善できたという点で評価できると思います。
一方、レースについてはセット側での課題が大きく、昨日のベースセットからパフォーマンスが下がってしまったことでスタートポジションの8番手から順位を上げられなかったのかなと、残念に思います。戦略的にも早めにピットインさせることしかできない状況だったので、もう少し車両のパフォーマンスが高ければ違った戦略がとれたのかなと考えています。来季は車両がかわってくると思いますので今年の経験が生かせるか現時点ではわかりませんが、今後に諸々つなげていければなと思います」
佐藤蓮、今季最終戦は苦しいレース展開で19位チェッカーも、ファステストラップを記録
10月30日(日)、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2022年シーズン最終戦となる第10戦が鈴鹿サーキットで行われ、TEAM GOHの53号車をドライブする佐藤蓮は19位でチェッカーを受けました。苦しいレース展開となったものの、ファステストを記録し、速さを印象づけたSF初年度の締めくくりとなりました。
また、今季合計25ポイントを獲得し、チームメイトである三宅淳詞に4ポイントの差をつけ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「予選は惜しいところでQ1突破できずに、決勝は14番手からのスタートになりました。オープニングラップで入った最初のSC明けにスピンを喫して最後尾まで落ちてしまい、2回目のSC明けには後ろから追い上げる展開だったのですが、バトル途中での接触によりフロントウイングを破損させてしまった為に、今日のレースの勝負権を失うことになってしまいました。レースペースとしてはファステストを記録でき、とても良いポテンシャルがあったと思うのですが、自分自身のレースの組み立ての悪さが課題として残りました。今季はSF初参戦でしたが、多くを学んだ実り多きシーズンでした。参戦するにあたり尽力してくださった関係者の皆さまや、応援してくださったファンの皆さまに、心から感謝いたします」
監督 山本雅史 のコメント
「昨日は素晴らしいレースをしてくれて3位ポディウムを獲得して、今日は予選をちょっと攻めにいったのですが、ほんのちょっとの差でQ1は7番手に終わり、Q2に進めませんでした。結果、決勝14番手からのスタートだったのですが、スタート後ちょっとうまくペースが上げられませんでした。1周目に他車のクラッシュでSCが入り、ラッキーかなと思ったのですが、そのSC明け、グリーンになったところでスピンを喫してしまい、最下位になってしまいました。その後はトップに遜色ないペースで追い上げていたのですが、2回目のSC後、リスタートで、前車を追い抜こうとして接触してしまい、フロントウイングを損傷、2回目のピットインとなりました。そこからは最下位を走るレースになってしまったのですが、ペースは良く、ファステストも出し、残念なレースではありましたが、レースのセットとしては良いものがみつかったので、また今後につなげていけると考えています」
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「予選については、昨日のデータをベースにアジャストし、フィーリングは良かったと思いますが、1か所ミスがあり、若干タイムが足りずにQ1を突破できませんでした。
レースのセットについては昨日の良いベースがあり、今日はまたコンディションが違うので、そこにアジャストを入れて、ペースは良かったんじゃないかと思います。ただ、14番手からのスタートということでドライバーには心理的な焦りというかプレッシャーというか、頑張り過ぎてしまうような部分があったかもしれず、そこから小さなミスやリスクマネジメントに影響があって、残念なことにつながってしまったと思います。
十分速さはみせてくれましたし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも手にできて良かったと思う反面、正直なところ、もう少し上でフィニッシュできたらという気持ちもあるので、そこは今後につなげていきたいと思います」
トラフィックの中で苦戦を強いられ12位フィニッシュながらも、三宅淳詞、ファステストラップを記録!
10月29日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、14番グリッドからスタートしたTEAM GOHの55号車を駆る三宅淳詞は12位でフィニッシュ。ポイント獲得には届かなかったものの、12周目に1分40秒056のファステストラップを記録しました。チームメイトの佐藤蓮と争っているルーキー・オブ・ザ・イヤーについては30日(日)の今季最終戦となる第10戦で7ポイント差を追いかける立場になりました。
ドライバー 三宅淳詞 のコメント
予選で後方に沈んでしまったのが厳しかったのですが、スタートも前大会のもてぎに続いてあまり上手くいかず、順位を落としてしまったので、原因をみつけないといけません。その後はクルマの調子が良く、ピットイン後の前が詰まっている状態で走っている中でもファステストを記録することができたことからも、予選で前方のグリッドを確保できれば、表彰台や優勝さえも狙っていけるポテンシャルを感じています。明日に向けて、チームとともに課題解決に向けて力を尽くします。
監督 山本雅史 のコメント
三宅君は、Q1で約1/100秒が足りずにQ2に進むことができずに、14番手からのスタートでした。結果的にファステストは記録しましたが、混戦しているトラフィックの中に入ってしまい、自分のペースが作れずに、ちょっと厳しいレースになってしまいました。明日の最終戦については、解決すべき課題は解決し、しっかり良い方向をみつけて、良い結果を出すべく頑張ります。
エンジニア 岡島慎太郎 のコメント
予選は1/100秒足りずにQ1突破できなかったのですが、それはセットももう少し、ということと、ドライビングにも課題があったと思いますので、お互いそこを詰めていく必要があります。トップに対してパフォーマンスの差があることもあり、予選セットは明日に向けてまだ大きく見直す必要があります。決勝はスタートでつまずいたことがありますが、レースのパフォーマンスはかなり良かったと思います。戦略的には10週目にピットインし、アンダーカットを狙っていたのですが、他の選手に引っかかってしまったことにより、後半ペースを上げることができなかったのがもったいなかったので、戦略についても再考します。セットについてはパフォーマンスが高かったと思いますし、実際ファステストも出せているので、その決勝セットの良い部分を予選にも活かせる方向で検討したいと思います。
佐藤蓮、第9戦で初表彰台を獲得!
10月29日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦が行われ、9番手からスタートしたTEAM GOHの53号車をドライブする佐藤蓮は、3位でフィニッシュ、SFでの初表彰台を獲得しました。これにより11ポイントを手にした佐藤は、今季通算25ポイントとなり、チームメイトの三宅淳詞に7ポイントの差をつけ、30日(日)の今鈴鹿大会2レース目、今シーズンの最終戦となる第10戦でルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞レースの決着をつけることになります。
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「今日は9番手からのスタートでしたが、スタートで1台、続く2周目でもさらに1台とオーバーテイクを重ねて、最終的には3位でフィニッシュできて、初めて表彰台にのぼることができました。素晴らしいクルマに仕上げてくれ、レースの間中、常に細かいさまざまなインフォメーションを無線で入れ続けてくれたチームの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。鈴鹿はスクールで走りこんだサーキットなので、抜けるポイントなどもよくわかっており、先輩ドライバーに対しても、躊躇なく仕掛けていくことができました。明日さらに良いレースができるよう、これからさらにチームとのミーティングで細かい改善点をつめていきます。引き続き応援よろしくお願いします」
監督 山本雅史 のコメント
「今日は蓮くんが初めて表彰台を獲得ということで、本当に良かったです。予選は、Q1は良いタイムで突破したのですが、Q2でタイムが伸び切らず、9番手からのスタートとなりました。その部分を解消して、明日はさらに前方からスタートできるようにしたいと思います。レース自体はセットアップも良い方向をみつけることができ、ドライバーも本当によく頑張ってくれて、スタートの、あの1週目、2周目が今日のレースを決めたと思います。そこから徐々に順位をあげて、初のポディアムおめでとう、という結果になりました」
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「金曜日のFPのポジションは下方に沈んでいましたが、流れ的にはしっかりしていて、改善点については今日の予選までに解消できたと思います。ただまだ課題が残っています。レースのパフォーマンスは高く、それはクルマの仕上がりだけでなく、ドライバーが準備含めてとても頑張ってくれ、ドライビングのアジャストについてもこれまで以上に力を入れてくれました。ドライバーの努力とチームの努力がようやく実って、結果を出すことができました。ただ、3位で満足しているわけにはいきませんので、明日の最終戦では優勝を狙って、さらに頑張っていきます」