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佐藤蓮、セッション3でトップと同タイムを記録して2番手に
3月22日(火)-23日(水)の2日間、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕前最後の公式テストが富士スピードウェイにて開催されました。
開幕戦と同じ富士スピードウェイでの開催とあり、2022年の滑り出しを左右する重要な位置づけの第2回目、かつ開幕前最後の公式テストでしたが、初日の天候は雨のち雪。
佐藤蓮がステアリングを握る53号車は、テスト初日セッション1の走行は見送ることに。その後降雪のため、初日午後のセッション2は中止となりました。
明けて2日目は昨日の悪天候とはうってかわって、早朝から晴天に恵まれた富士スピードウェイ。風は穏やかながらもホームストレートは若干の向かい風、気温0℃の中で、セッション3が9時50分にスタートし、53号車もコースイン。
午前中はショートのメニューを順調にこなし、セッション終了間際の39周回目にニュータイヤでのアタックで1分21秒815を記録。トップと同タイムで2番手となりました。(同タイムの場合の順位はタイムを記録した時間順)
続く午後のセッション4では主にロングセットアップのメニューをこなし、後半再びショートランに取り組みましたが、路面温度の低さからウォームアップに苦労し、最終的にはアタック途中で赤旗中断となり、そのまま富士テストは終了となりました。
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
2日目のセッションでは、午前中にショートランをやって、全体でトップタイムも記録でき、とても好感触でした。
午後はレースに向けたロングシミュレーションに取り組みましたが、スタートやピットの練習もし、そこで課題もみつかりましたが、原因もわかったので、開幕までに改善していきたいと思います。
開幕戦は得意の富士ですし、今日のテストで大きな手応えがあったので、しっかりと結果が出せるレースにしたいと思います。
監督 山本雅史 のコメント
今日は午前中にショートでセットアップを煮詰めて、最終的にはショートランでトップと同タイムを記録でき、とても有意義だったと思います。
午後はレースのシミュレーションとロングをやっていたのですが、いくつか課題もみつかりました。最終的にニュータイヤでアタックした時には急激に路面温度が下がっていて、タイヤの熱入れやグリップで苦労しているうちに、赤旗中断となってしまいましたが、総じてとても充実したテストで、開幕に向けて期待感が増しました。
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
初日は走行を見送り、2日目は、午前中は順調にショートランのセットをこなし、蓮選手が速さをみせてくれました。午後はロングランのセットでスタート、途中トラブルもあり、少々時間のロスもありましたが、その後ショートセットに戻し、午前と同じフィーリングで中古タイヤとしては良いタイムが出せました。ニュータイヤでのアタックについては路面温度が非常に低い中でウォームアップに苦労したのですが、結局途中で赤旗が出てしまい、そのまま終了となってしまいました。
全体としては、鈴鹿のテストアイテムで良かったところの再確認などもでき、レース向けにスタートや、ピットアウト、アウトラップなどの練習もでき、とてもポジティブなテストだったと思っています。
ベースのセットアップはほとんどできていますが、実際のレースとなればさらに細部の調整が必要になりますので、開幕に向けてまだ改良・改善の余地があります。
開幕戦はダブルヘッダーなので、まず予選はできるだけ前に出て、初戦である程度のポイントを取りたいです。そして2戦目ではさらに上を目指せればと思います。