5月21日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のラウンド4 オートポリス大会予選が行われ、TEAM GOH 53号車をドライブする佐藤蓮は1分25秒195、Bグループの6番手でQ1を通過。インターバル10分の間にマシンのセッティングをアジャストして挑んだ7分間のQ2では1分25秒429を記録し12番手となり、22日の決勝は6列目からのスタートとなりました。
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
朝のFPでは18番手と、少し調子が悪いところがあったのですが、予選に向けてチームと相談し、大幅にセット変更したことでかなり改善でき、なんとかQ1は突破できました。
Q2についてもさらに変更を施したのですが、自分が考えていたところと方向性がずれてしまったこともあり、上手くタイムを伸ばすことができず課題が残りましたが、経験値を増やすことができました。
決勝は長いレースになりますので、鈴鹿大会と同様にしぶとく追い上げて、きっちりポイントを獲得すべく、チーム一丸となって頑張ります。
オートポリスはかなりリア摩耗が大きなコースだと思いますので、そこをしっかり守っていければチャンスが見えてくるのかなと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。
監督 山本雅史 のコメント
今日の第4戦オートポリス予選日、朝から陽がさしたり曇ったり、なかなか難しい天候でした。TEAM GOHのルーキー、佐藤蓮くん、朝のFPからしっくりこない部分もあったのですが、なんとかQ1を突破してくれました。
チャンレジはしないよりはした方がいいって意味合いも含めて、Q1からQ2に向けてセットアップ変更というチャレンジをしました。
53号車、55号車ともに行ったことでしたが、そのチャレンジが上手い具合にはまった三宅くんに対し、残念ながら蓮くんは若干マイナス方向に出てしまい、その結果、12番手に沈んでしまいました。
それでも、今回で4戦目、アグレッシブさもみえてきて、エンジニアとのコミュニケーションについてもどんどん上手く、スムーズにいくようになってきて、Q1からQ2にどういう風にセットアップしていくかということが学べた、いい予選だったと思います。
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
FPは、これまでのテストやラウンド3までのデータから、オートポリスに向くと思われるベースセットで始めましたが、ターゲットに合わせながら最初の2ランくらいやり、そこからパフォーマンスに合わせてバランスを調整しました。
また、予選の準備としてはニュータイヤを履いて確認をしたのですが、セッション中、1つ大きな問題があることに気が付き、FP終了後に修正しました。
さらに、佐藤選手のドライビングに合わせてQ1に向けたセットアップに時間を費やしました。実際にQ1では思っていたとおりに車が動き、FPからフィーリングもタイムも改善できて良かったです。そこからQ2に向けてさらにアジャストしたのですが、あまり上手くいかずに12番手で終わりました。
チームメイトの55号車は良い結果を出したので、悔しい気持ちもあります。明日は12番グリッドからスタートしてどういうレース展開にするか作戦を練って、また、ロングのセットは今日学んだことを投入してのぞみます。