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アレックス・パロウ、初のインディアナポリス500マイルレースで印象的なパフォーマンスをみせるも完走ならず
2020年8月24日
株式会社チームゴウモータースポーツ
<2020 NTT INDYCAR SERIESレースレポート>
第7戦:第104回インディアナポリス500マイルレース(200周回)
開催地:インディアナポリス・モーター・スピードウェイ / オーバル / 2.5マイル(4.023km)
予 選:7位 決 勝:28位
アレックス・パロウ、初のインディアナポリス500マイルレースで印象的なパフォーマンスをみせるも完走ならず
~シリーズ戦ルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイントランキングは首位~
デイル・コイン・レーシング with チームゴウのアレックス・パロウは、8月23日に開催された初のインディアナポリス500マイルレースで見事なパフォーマンスを披露しながらも、9番手を走行していた122周回目の第1コーナー立ち上がりでコントロールを失いウォールにヒット、残念ながら完走を果たせずにレースを終えました。
3列目7番グリッドからスタートしたパロウは、グリーンフラッグが振られた直後にトップ10圏外へポジションを落としてしまいましたが、トップ集団に追いつこうと、全長2.5マイルのオーバルで貴重な経験を積みながら、懸命かつ堅調に周回を重ねていきました。
61周回目にはトップ10集団に追いつき、他車とは異なるピットストップ戦略で4番手までポジションを上げ、さらに3周回してから2回目のピットストップを実施。パロウは20番手でコースに復帰しましたが、87周回目終了時のコーションで次のピットインまでに、ポジションを12番手まで戻しました。
101周回目でグリーン・コンディションになった時に13番手を走行していたパロウは、その後トニー・カナーン選手やライアン・ハンター-レイ選手などのベテランドライバーをオーバーテイク、再びトップ10集団へ復帰。
しかしながら、9番手を走行していた122周回目の第1コーナー立ち上がりでスピンを喫しウォールにヒット、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのデビュー戦には終止符が打たれることに。初インディ500は28位と悔しい結果となりましたが、デイル・コイン・レーシング withチームゴウのアレックス・パロウは、シリーズ通算127ポイントを獲得し、2020年ルーキー・オブ・ザ・イヤーのランキング首位に返り咲きました。
◆アレックス・パロウのコメント
「残念でした。立ち上がりが低すぎたのか高すぎたのか、実際のところあのスピードでは、何が起きたのかはよくはわかりませんでした。我々のマシンの方が速いと思ったので、2~3周でニューガーデン選手を捕えようと思っていたところだったのですが。」
「デイル・コイン・レーシング with チーム・ゴーのクルーたち、ギャランティード・レート社はじめスポンサーの皆さま、そして僕自身にとっても、とても残念な結果となりました。初めてのインディ500で、完走したいと思っていました。マシンには、勝てるだけのポテンシャルがあったと思っています。絶対により強くなって戻ってきたいです。今回の参戦で得られた経験を総じて振り返ると、本当に素晴らしい2週間でした。この歴史あるコースでのレースに参戦できて、とても良かったと思っています。プラクティスから予選、決勝と多くの周回をこなしましたが、1周回ごとに学ぶことがありました。そして、とても楽しいものでもありました。このような形で終わったのが本当に悔やまれます。」
初のインディアナポリス500は無念な結果となりましたが、パロウはこの2週間、全てのプラクティス・セッションでトップ10内のタイムを記録し、予選ではファストナインに進出。そして、ファストナイン予選では9人のドライバーの中で最速のシングルラップ(231.901mph)を、そして全ドライバーの中で最速のトラップスピード(240.288mph)を記録するなど、素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
パロウとデイル・コイン・レーシング with チームゴウの8月最後の週末は、インディカー・シリーズ2020第8/9戦、ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイにおけるダブルヘッダーウィークエンドとなります。