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佐藤蓮、今季最終戦は苦しいレース展開で19位チェッカーも、ファステストラップを記録
10月30日(日)、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2022年シーズン最終戦となる第10戦が鈴鹿サーキットで行われ、TEAM GOHの53号車をドライブする佐藤蓮は19位でチェッカーを受けました。苦しいレース展開となったものの、ファステストを記録し、速さを印象づけたSF初年度の締めくくりとなりました。
また、今季合計25ポイントを獲得し、チームメイトである三宅淳詞に4ポイントの差をつけ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
ドライバー 佐藤蓮 のコメント
「予選は惜しいところでQ1突破できずに、決勝は14番手からのスタートになりました。オープニングラップで入った最初のSC明けにスピンを喫して最後尾まで落ちてしまい、2回目のSC明けには後ろから追い上げる展開だったのですが、バトル途中での接触によりフロントウイングを破損させてしまった為に、今日のレースの勝負権を失うことになってしまいました。レースペースとしてはファステストを記録でき、とても良いポテンシャルがあったと思うのですが、自分自身のレースの組み立ての悪さが課題として残りました。今季はSF初参戦でしたが、多くを学んだ実り多きシーズンでした。参戦するにあたり尽力してくださった関係者の皆さまや、応援してくださったファンの皆さまに、心から感謝いたします」
監督 山本雅史 のコメント
「昨日は素晴らしいレースをしてくれて3位ポディウムを獲得して、今日は予選をちょっと攻めにいったのですが、ほんのちょっとの差でQ1は7番手に終わり、Q2に進めませんでした。結果、決勝14番手からのスタートだったのですが、スタート後ちょっとうまくペースが上げられませんでした。1周目に他車のクラッシュでSCが入り、ラッキーかなと思ったのですが、そのSC明け、グリーンになったところでスピンを喫してしまい、最下位になってしまいました。その後はトップに遜色ないペースで追い上げていたのですが、2回目のSC後、リスタートで、前車を追い抜こうとして接触してしまい、フロントウイングを損傷、2回目のピットインとなりました。そこからは最下位を走るレースになってしまったのですが、ペースは良く、ファステストも出し、残念なレースではありましたが、レースのセットとしては良いものがみつかったので、また今後につなげていけると考えています」
エンジニア ライアン・ディングル のコメント
「予選については、昨日のデータをベースにアジャストし、フィーリングは良かったと思いますが、1か所ミスがあり、若干タイムが足りずにQ1を突破できませんでした。
レースのセットについては昨日の良いベースがあり、今日はまたコンディションが違うので、そこにアジャストを入れて、ペースは良かったんじゃないかと思います。ただ、14番手からのスタートということでドライバーには心理的な焦りというかプレッシャーというか、頑張り過ぎてしまうような部分があったかもしれず、そこから小さなミスやリスクマネジメントに影響があって、残念なことにつながってしまったと思います。
十分速さはみせてくれましたし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも手にできて良かったと思う反面、正直なところ、もう少し上でフィニッシュできたらという気持ちもあるので、そこは今後につなげていきたいと思います」